今週のメインレースは、最後のクラシック菊花賞のステップレースとなる第61回セントライト記念である。
第61回セントライト記念では、夏の上がり馬のロックドゥカンブ(藤田信二)と日本ダービー出走組との対戦が注目される。
ロックドゥカンブは、南半球産の遅生まれながら、3連勝でラジオNIKKEI賞を制し、重賞ホースの仲間入りを果たした。
ロックドゥカンブは、ラジオNIKKEI賞において、4コーナー先頭という横綱競馬で勝利を収めており、2着のスクリーンヒーローとは着差以上の能力差を示した。
一方で、ロックドゥカンブのラジオNIKKEI賞の勝利は、逃げ争いで競り合った2頭の馬から離れた3番手という絶好の展開に恵まれてのものと見ることもできる。よって、ロックドゥカンブにとっては、初の一線級相手となる第61回セントライト記念は試金石の一戦となる。
競馬理論は、ロックドゥカンブを、無敗で能力的に底を見せていないという魅力に高い評価を与えつつも、過剰に人気になるようであれば馬券的な期待値を考え、対抗以下の評価にとどめることも考えている。
なお、馬券的な期待値は別として、ロックドゥカンブは、この第61回セントライト記念を無事に勝利するようであれば、菊花賞などのG1も見えてくる楽しみな素材であることも確かであり、レース内容には大いに注目すべきである。
第61回セントライト記念には、日本ダービー出走組からゴールデンダリア(柴田善)及びフライングアップル(横山典)が出走する。
ゴールデンダリアがダービー6着、フライングアップルがダービー10着であり、ダービーにおいては、ゴールデンダリアが、フライングアップルに先着を果たしている。
そこで、日本ダービーのレースを振り返る(日本ダービーの競馬理論参照)。
日本ダービーは、内を突いたウォッカが勝利を収め、14番人気のアサクサキングスが2着に粘り込んだように、極端にインが有利な馬場で行われた。
そのイン有利な馬場を、ゴールデンダリアは、最後方のインからレースを進めて、直線でも最内ぴったりを回って、6着となった。
つまり、ゴールデンダリアは、イン有利の馬場を最大限に生かしての6着であり、レース内容的には着順ほどの評価を与え難い。
一方、フライングアップルは、8枠18番からの発走ということもあり、常に大外を回らされての10着であった。
このような展開で、ゴールデンダリアとフライングアップルとの差は、0秒3差であり、内容的には互角といえる。
よって、競馬理論は、馬場状態や枠順などの各種要素に応じて、ゴールデンダリア又はフライングアップルのいずれを重視して予想すべきかを判断すべきと考えている。
実績的には、皐月賞5着のメイショウレガーロも互角以上である。
ただし、メイショウレガーロの皐月賞5着は、ヴィクトリー(田中勝)とサンツェッペリン(松岡)の行ったきりの決着の流れを離れた3番手から追走するという最高の展開に恵まれてのものであり、内容的な価値は低い。
そのため、メイショウレガーロは、G2の青葉賞の4着程度が実力的には妥当であるが、第61回セントライト記念程度のメンバー構成であれば展開次第で通用してもおかしくはない。
よって、競馬理論は、メイショウレガーロに抑え程度の評価を与えるべきと判断している。
ゴールデンダリアが通用するのであれば、エフティイカロスを無視するわけにもいかない。
エフティイカロスは、前走の1000万下特別でこそ小回りの競馬に苦しみ能力を発揮できなかったが、青葉賞5着の実績がある。
また、エフティイカロスは、中山の500万下でゴールデンダリアを差し切っており、第61回セントライト記念でも通用する能力を秘める。
よって、競馬理論は、ゴールデンダリアとの人気差があまりに開くようであれば、思い切ってエフティイカロスを重視して予想すべきと判断している。
他には、夏の上がり馬ではアップルサイダー(吉田隼人)及びマイネルダイナモに注意が必要である。
アップルサイダーは、前走の五頭連峰特別において、準オープンの上位争い常連であったホーマンアラシ(福永祐一)を差しきって勝利を収めており、3歳限定の重賞である第61回セントライト記念ならば通用するハズである。
一方、マイネルダイナモは、函館において、長距離適性の高さを示しており、2200mで行われるセントライト記念ならば大駆けもあり得る。
これらの観点から、競馬理論は、この夏の上がり馬2頭にもある程度の評価を与えるべきと判断している。
以上のように、第61回セントライト記念に出走する有力各馬の能力を分析した。
競馬理論は、この分析結果に、枠順や馬場状態などの各種要素を加味して、最終的な予想を決断する。







